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SKY SOUND

時冬華音の日常をくだらなく語ったブログ。 オエビイラストを更新しつつ、大好きなアニメや漫画やゲームなどについて熱く語っております。他に妄想爆裂(汗)創作なんかも随時更新してたり…。 同士切実募集中!(笑)創作はカテゴリーからジャンルを選んでお読み下さい

その他創作

【氷の魔物の物語】

01 『ヴォイス』  イシュカ視点。君が呼ぶ声が好きだよ (2006.07.26)
02 『ありがとう』  ブラッド視点。感謝の気持ち (2006.08.08)
03 『赤紅』  イシュカ視点。まだ生きたいと思う (2006.10.05)


【オリジナル】

01 『死刑の国』  それはある国の物語… (2006.08.21)
02 『紅い華』  オリジナル新撰組。土方+沖田。 (2006.08.26)
03 『絶対迷宮世界』  ここは何処までも続く絶対迷路 (2006.08.30)
04 『やさしい狼』  ※注意※ 少々グロ系。血的表現アリ。 (2006.10.03)
05 『キミノミタソラ』  あまりにも似すぎた僕達に定められた運命 (2007.08.09)
06 『コール音三回』  ワタシは何を許すというのか (2007.08.18)

オリジナル

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【コール音三回】


アナタが水を望むならワタシは水を授けましょう
アナタが食べ物を望むならワタシは食べ物を授けましょう
アナタが幸せを望むならワタシは幸せを授けましょう
アナタが    、を望むならワタシはそれを授けましょう





こういう時は決まって孤独感を突きつけられた
高校の入学祝いで両親に買ってもらった携帯電話は
未だに両親以外のメモリーなど登録されていない。
よく芸能人がテレビで「私のメモリーは300件ぐらいはいってます」
などとどれほど己に友達が多いかを自慢でもするかのように言ってみせるが
正直、私はあれを嘘だと思っている。
300件のメモリーと300人の友人達。
そんな大人数の友達と平等にコミュニケーションが図れるほど
人間は器用じゃないと思っているからだ。

私はため息を一つ溢して携帯電話を拾いあげてみせる
着信音に設定されたのは今流行…確かテレビで100万件着うたダウンロード達成とか言っていたから
私は流行っているのだと思うアーティストのものだった。
その歌が着信音として響いた事はないのだが、CD代わりにデーターフォルダより視聴しているとなんだか
心が安らぐように感じるのだ。
歌詞もメロディーも悪くない。
流行っているといわれれば納得できるような代物。
音楽には人の感情をコントロールする力がある…
……などとこれもテレビのアナウンサーらしき男が言っていた言葉だった。
私はそんな事をぼんやりと考えながら携帯電話を握り締める

その時。
♪〜♪〜♪〜。
初めて…わたしのモノになってから携帯電話が着信音としてメロディーを響かせた。
両親からだろうか…それが一番可能性としては高いと思う。
でも本日両親は二人とも仕事が休みで、一階のリビングにいるのにわざわざ電話をしてくるとうのもおかしな話だ
どく…どく…どく
血液を送り込む心臓の動きが激しく活動をしているのがよくわかる
誰?誰?誰なの?
その質問に答える声などなく…目の前の携帯電話だけがそれを知っていた。
急かせるように激しく点滅を繰り返すイルミネーション。
ブーブーブーと短く振動音を響かせるバイブレーション。
そしてCDの代わりにいつも聞いていた聞きなれたメロディー。
携帯電話を持つ手ががくがくと震える中、思考だけが急速にぐるぐると目まぐるしく回る。
意を決して二つ折りにされた携帯電話を開いてその番号を確認した。
知らない番号…当然といえば当然だ。
この携帯に両親以外のメモリーなどははいっていない。
だから両親以外の番号は私の知らない番号になる…それはあたりまえの事。
出るべきなのか…出ないべきなのか…こういう直面に出くわしたことがない私はただ迷うだけ
随分と長い間メロディーは鳴りつづけていた。
それほど重要な電話なのだろうか?
もし…知らない男の人からの気持ち悪い電話だったら即効切ってしまおう。
それからその番号は着信拒否にしてしまえばいい
もし…間違え電話だったら優しく間違えだということを諭してやらなければならない。
もし…
もし…
もし…
そんなことを考えていると携帯のメロディーが止みそうな気配がした
確信などはないがそんな気がしたのだからしょうがない。
もうこうなればヤケにも近い感覚だ。
私は勢いよく通話ボタンを押して受話器をそっと耳に当てた。
どんな声が聞こえてくるかなどと想像している暇さえなく…私は胸の高鳴る音を抑えることなど出来ない
……………。
時間にしては数十秒といった時間だったに違いないのだが
私にはその時間が一時以上の長い時間にすら感じた。
恐る恐る喉の奥から声を絞り出そうと試みる。

「…も、し「ぅぐぅ…ひっく…」

私の声を打ち消すかのように相手の声が耳へと届いた。
泣いていた…
それは私とそんなに年は変わらないであろ女の子のものだった。

「うぅ…ごめっ…ごめんね…あたしが…悪かったの…」

嗚咽まじりの泣き声で何度も謝罪の言葉を口にする女の子
どうしていいのかわからない
大丈夫?と声を掛けるべきなのか…あなた誰?と先に問うべきなのか

「…いいよ。もう怒ってないから」

咄嗟に出たのは…相手を気遣う言葉でも、電話の向こうが誰なのかを問う言葉ではなかった
『いいよ。もう怒ってないから』
どうしてそんな言葉を口にしたのか自分でもよくわからない。
ただ…言葉が零れ落ちたのだ。
アナタを許す…と電話の向こうの誰かも知らない相手を許すと…

「…本当?もう、怒ってないの?」
「うん。怒ってないよ…」

電話の相手の女の子の声が徐々に明るくなっていくのを私は感じた。
誰を何を私は……………許すというのか

「よかった!じゃあ!また明日も電話するね!絶対だよ」
「うん。わかった」

私の返事に満足した女の子は明日も電話をすると残して電話を切ってしまッた
なんて事をいっていまったのだろうか!!
私は彼女の希望した電話相手ではなかったのに…
あの時何故あのような言葉が零れてしまったのか自分でも理解不能だ
どうしよう…どうしよう…
先程とはまた違った感情に思考がフル回転していた。
あの子は明日も電話すると言っていたことを思い出す。
だったら明日誤解を解こう!今ならきっとまだ間に合う…
またあの子は泣いてしまうかもしれない…それならばいっそのこと嘘をつき続けてあげた方が
…優しいのではないか??

ツーツーツー

受話器が切られ通話が終了した合図の音だけが響く中。
私は…後悔という言葉に苛まれていた





続きが書けるもんならいつか書きたい創作(独り言)

オリジナル

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【キミノミタソラ】


君は僕にとてもよく似ていて
僕は君にとてもよく似ていた

「ママが気付くまで交代しない?」

そんな事を言い出した君を…僕はただ何も言わずに見つめていた。
そして小さく頷いてみせた。
君は本当に楽しそうに笑って自分が来ていた服を差し出してみせた
だから僕も同じように着ていた服を君に差し出した。
そこにはまるで鏡があるみたいだった。
僕は君で君は僕で…
あぁ…話し方も変えなきゃいけないんだった。

「期限はママが気付くまでだよ」

だったら…ママが気付かなかったらどうするの…?

言いかけた言葉を飲み込んで僕…俺はただ目の前の君を見つめていた。
にっこりと笑う君の姿が瞼の裏に焼きついていた。
そう…だね。
僕は君で君は僕なんだ。

ママ…ママ…僕がわかる?俺がわかる?…わからないの?
わかるよね…わかってくれるよね…?

僕だよ…俺だよ…ねぇママ。

そうして何年が経ったのだろう

俺にとって君の居場所はとても窮屈だった。
誰も俺には話し掛けてきてなどくれなかった。
まるで汚らわしいものでもみるかのような瞳でそれらは俺を見ていた。
気持ちが悪い…耐えられない…
だから俺は君に言ったんだ

「お願いだから僕に戻らせて…」

君はアイツ等と同じ汚らわしいものをみるような瞳で言った。

「嫌だよ。絶対に嫌だ!僕は僕だよ…君じゃない」

それは否定の言葉だった。
じゃあ…俺は、僕は…誰なの?

「嫌だよ。俺も嫌だ。僕に戻りたい…僕がいいんだ」

縋る言葉を継げた。
けれども君は聞いてくれなかった。

だから仕方ないんだ。
俺が僕に戻る為には君は要らないのだから…居てはいけないのだから

だからだから…
ごめん!ごめん!ごめんなさい!!

そのまま僕の為に…俺の為に


居なくなってください


見上げた空はいつもと変わらなく青く輝いていた。
そこにはもうなにもなかった。

僕は僕だよ。
もう俺なんかじゃないんだ。

ねぇ…そうだよね?


ママ…ママ…僕だよ。
わかってくれるよね…??
俺は何処にいったの?そんなの知らないよ
僕は僕だから…

氷の魔物の物語

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【赤紅】


……血が止まらないんだ。
抉りつけたように赤く滴り落ちる液体。
止めどなく溢れて心を見えなくしていく…

恐い恐い
恐くて仕方ない。

まるで俺が俺でなくなってしまうかのように全てを忘れていってしまいそうで

お願い一人にしないで!
俺は此処にいるよ!
ただ一人で誰も居ない部屋でココロが悲鳴を上げる。

『死ぬのは恐くないの…わたしはあの人に会いに行くから…』

ばあちゃんはそう言ってた。
死ぬのは…恐くないの?
俺が死んだら俺はどうなってしまうの?
貴女のように会いたい人なんて俺には居ないから…
死んだら本当に独りになってしまう。

…死ぬ時は苦しいの?
床の上でのたうち回って心臓に刺すような痛みが繰り返されて…
痛い…苦しい…死にたくない…って俺は死んで行くのだろうか



「誰か…助けて…俺はまだ…


                 …死にたくない!!!!」




「…ゅ、カ…シュ………カ」

誰?…俺を呼ぶのは…?

「イシュカ!?!?」
「…ん?」

やっとのことで意識が覚醒すると目の前でぱたぱたと手が振られていた。
金の髪が凄く眩しくて綺麗な俺の大切な人。

「…そっか俺、生きてるんだ…」
「はぁ…?おまえ、大丈夫か?」
「うん!俺は生きてるしブラッドも生きてる!!」

一人で納得しているのはいいけど、ブラッドは意味がわからない様子。
あたりまえだけどそれがちょっとおかしかった。
あれはなんだったのだろう…白昼夢…とでも言うのだろうか?
半年も前の俺の記憶。ブラッドに会う前の記憶。
毎晩震えて泣いて諦めて自分に嘘をつき続けてた日々。

今は…
ちらりとブラッドの方へと視線を向けて俺は微笑む。

…今でも死ぬのはきっと恐い。
俺は我侭だから、一人で死にたくないし…大切な人を残して死にたくない…
だから嬉しかった。

『俺が一緒に生きてやる。俺が一緒に死んでやる』

そんなことを言ってくれるヒトなんてきっとこの先誰もいないんだと思う。
ブラッドだけだよ。
俺も貴方と生きたい。死ぬの時も……。

「ねぇ…ブラッド。明日は何をしようか?」
「えっ…あぁ。とりあえずネイ達に会いにいくつもりだが…」
「そっか。じゃあ、ザハにも会えるね」

明日があるって素敵な事だと思う。
そして、大切なヒトと過ごせる明日はもっと素敵な日になる



『氷の魔物の物語』よりブライシュ

オリジナル

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【やさしい狼】


「優しい優しい狼さん…あなたのお名前は何て言うの?」

少女は無邪気は笑みを浮かべながら問う。

「優しい優しい狼さん…あなたの住んでる場所は何処ですか?」

何度も何度も少女は質問の言葉を投げ掛ける。

「優しい優しい狼さん…あなたが…あなたが…」

やっとこのことで立ち上がる少女。
その目が細く鋭く光を放っていた。
その瞬間…ざくりと小さな肉を裂く音がその場に響き渡る。
月の光に反射して鈍く銀色に光るナイフにべっとりと張り付いた真紅の色は、
そのまま滴り落ちるようにして全てを同じ色に染め上げていく。

気でも狂ったかのようにまるで機械のように繰り返される行為。
少女の手に握られたナイフは何度も振り上げられれては、そのまま振り下ろされる。
血の気が失せた体から鮮血が噴出す事はなかったが、先ほどまで溢れていた血液が全てを紅く染めていく。

「…あなたが………殺した人は誰ですか?」

ゆっくりと先ほどの問いの続きを口にした。
もう生きてはいないそれに質問を投げかける。

「答えてくれないんですか?酷いんですね…じゃあ、答え合わせをしましょうか」

少女はやっとのことで持っていたナイフを手放す。
ナイフの刃の部分は地面へと突き刺さり、月の光に導かれるように長い影を伸ばした。
くすくすと笑みを浮かべ…紅く染まった手を差し出すようにしてそれの頭をなで上げる。

「あなたの殺した人は私のお母さんなの…毎日、毎日、病気で苦しんでいた私のお母さん
 病気が治る見込みなんてなかった。だからやっと病気から開放された。
 優しい狼さん…あなたのおかげで……」

満足そうな笑みを見せ…。
すっかり紅くなったドレスを身に纏い、そのドレスの裾を指で摘むと軽くおじぎをする。

「ありがとう…優しい狼さん」

少女はそのままお母さんの元へと帰る。
優しい狼さんと呼ばれたモノをその場に残して…





たまにはグロ系も…

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プロフィール

時冬 華音

Author:時冬 華音
     (トキトウ カノン)
Sex:腐女子
Birthday:S60年10月27日
Blood:B型
Habitat:大阪の南

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